三重県では大晦日にパチンコ店がオールナイト営業をすることをご存じでしたか?
三重ガイドの大石ゆうです。
ご存じの方も多いと思いますが、大晦日の夜、三重県ではパチンコ店がオールナイト営業をしています。その理由は、伊勢神宮へ参拝される方たちへの配慮で、トイレの便宜を図ったり、防犯対策だそうです。
昔は24時間営業のコンビニもなかったので、パチンコ店が便宜を図ったということもあるでしょうね。
それだけ伊勢神宮へ参拝する人たちが多いという証拠でしょう。
もっとも全国のパチンコ好きの人たちが、オールナイト営業を目的に三重県にやってくることも多いのではないでしょうか?
さて、写真は伊勢神宮の外宮(げくう)です。正式名称は豊受大神宮(とようけだいじんぐう)です。衣食住、産業を守護する豊受大御神が祭神です。
第21代雄略(ゆうりゃく)天皇は、夢の中で天照大御神が「自分一人では食事が安らかにできないので、豊受大御神を丹波(たんば)の国から呼び寄せるように」と告げられたので、内宮にほど近い山田の原にお迎えされたのです。今からおよそ1500年前のことです。
広々とした境内を歩くとそれだけで心身が清められる気持ちになる場所だと思います。私は外宮さんが大好きです。
外宮さんを参拝するたびに思うのが、食べるものというのは国の基本なんだなあということです。私がこうして美味しいものを頂いているのも、外宮の神様のお蔭です。
天照大御神が1人では嫌だと言ったという伝承も微笑ましく思うし、風光明媚で美味しいものに恵まれている伊勢の地を選んだ倭姫命の洞察力も素晴らしいです。
何度行っても豊かな気持ちになれる場所なんですよ。
だからダイエットを祈願するには向かない神社でしょう。
豊受大御神は御饌都神(みけつかみ)とも呼ばれ、御饌、つまり神々にたてまつる食物をつかさどられています。このことから衣食住、ひろく産業の守護神としてあがめられています。
さて、伊勢神宮へ参拝する時は、まず外宮さんを参拝するのが正式だということをご存じですか?
外宮さんを参拝してから、内宮さんを参拝するのです。
加えて、もともと古来からの正式な参拝というと、まず二見浦で禊をしてから外宮へ、その後内宮へという順番になります。
また、内宮を参拝してから金剛證寺を参拝するのが古来からの習わしだと伊勢の方から聞きました。
もしもお時間があるようでしたら、二見浦で禊をする(二見興玉神社を参拝する)→外宮→内宮→金剛證寺というコースがお勧めです。
初詣には伊勢神宮へお越しくださいね。