引きこもり少年だった本居宣長さんが神様になったこと

三重ガイドの大石ゆうです。

写真は本居宣長記念館で撮影してきました。

本居宣長さんが使っていた薬箱です。

古事記の研究で名高い本居宣長さんは、お医者さんでした。

まずは仕事を優先し、仕事が終わってから国文学の勉強をしていたようです。

働かざる者食うべからずを実践していたようですよ。

しかし、最初からそうではなかったのです。

松坂は商人の町です。

商売人になるために家を出たのですが、合わなくて出戻りました。

そして、今でいう引きこもりになってました。

その頃書いたものが記念館にはたくさん保存されています。

数は多いし、内容も素晴らしい。

商売人としての才能はなくても、違う才能がある。

それが資料で良くわかります。

本居宣長記念館には、引きこもりの子どもを持った親御さん、ご本人もじっくり見学されると良いですね。

心的エネルギーを蓄えて、どのように生きて行けば良いかがわかれば、未来が拓く。

それが、引きこもり少年だった本居さんの人生を知れば見えてきます。

三重県が生み育てた偉人の一人、本居宣長さんの人生を詳しく知れば、人間の持っている「弱さ」が育てた素晴らしい能力も見えてきて、きっと励みになる人もいると思うのです。引きこもり少年が自分に合った仕事と出会い、ライフワークも見つけ、生涯の伴侶との再会もでき、とうとう神様になる。

これは奇跡です。

引きこもり少年が神様として神社にお祀りされている。

そんなこともあるという事例ですよ！

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大石　ゆう
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