桑名の千羽鶴は一枚の紙で鶴をたくさん折るのです
オールアバウト三重ガイドの大石ゆうです。
折り紙で鶴を折ったことはありますか?
千羽鶴というと、たくさん鶴を折って、それを糸でつなげたものだと思っていませんか?
桑名の千羽鶴は、一枚の紙から複数の連なった鶴を折る連鶴です。
一枚の紙をいくつかの正方形に切り込みを入れます。
その一つ一つを鶴に折ることでつながった鶴が出来上がるものなのですが、簡単なものから複雑なものまで49種類あります。
桑名の六華苑には常時展示してあります。
写真はその六華苑で撮影してきました。
たくさんの鶴が一枚の紙でできているのは見ればわかるのですが、豪華にたくさんの鶴を見ると驚きますよ。
連鶴を考案したのは、魯縞庵義道(ろこうあんぎどう)という、桑名(現在の三重県桑名市)の長円寺の住職だそうです。
なんと18年もの歳月も掛かっての考案だとか。
昔の人の寿命を想像したら、すごいことですよね。
桑名の人は気が長かった?